「マンガ・アニメを愛するみんなへ。」海賊版撲滅サイトの動画が感動的

マンガやアニメが、違法でインターネットに無料公開される海賊版の被害が、後を絶たないことを受け、国が、国内のアニメ制作会社や出版社と連携。アニメ無料配信サイトの大規模駆除が8月1日から開始された。現在、その海賊版撲滅サイト「MAG PROJECT」で公開されている動画が、“感動的”と話題になっている。
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「MAG(Manga‐Anime Guardians)PROJECT」とは、出版社、アニメ制作会社の枠を越えた、マンガ・アニメの“輝ける未来”を考えるプロジェクト。“海賊版からは新しい才能は生まれない”という考えのもと、マンガ・アニメカルチャーを楽しんでいる全世界のファンに、正しい形でコンテンツを楽しんでもらおうと、国内のアニメ制作会社や出版社15社が参加している。
「マンガ・アニメを愛するみんなへ。」というタイトルのこの動画は、人気アニメやマンガの登場キャラクターたちの「ありがとう」というフレーズだけを繋いだ約2分の動画。『ドラえもん』『サマーウォーズ』『ゲゲゲの鬼太郎』『バカボンド』『ドラゴンボール』『ワンピース』『ポケットモンスター』『進撃の巨人』『うる星やつら』『ラブライブ!』など、様々なアニメが登場する。
経済産業省の2014年の調査(出典:平成25年度経済産業省委託調査 コンテンツ海賊版対策調査)では、アメリカのアニメファンの50%、日本のマンガ・アニメファンは12%が海賊版で楽しんでいると公表する。さらに同調査では、アメリカでのオンライン海賊版の被害額は、推計約2兆円とも。日本が誇るマンガ・アニメを無くなさいためにも、海賊版サイトを撲滅し、正しい形で視聴を楽しんでいきたい。