『トランスフォーマー』はオレに任せろ!マイケル・ベイ監督、続投理由が明らかに

“破壊王”マイケル・ベイの代表作となった『トランスフォーマー』シリーズは、前3作でひとまずの終わりを迎える予定だった。その立役者ベイが降板を発表したからだ。ところが、そんな舌の根も乾かぬうち(?)にベイはシリーズ再出発を表明した。
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自分とVFXのILMはそのままに、役者たちを総とっかえして第4弾にして新シリーズ第1作目『トランスフォーマー/ロストエイジ』(8月8日公開)を作ったのだ。どうも、「やっぱりオレがいなきゃ、このシリーズは始まらない!」というのが理由らしい。『TV Bros.』7/30発売号(東京ニュース通信社刊)では、そんな“『トランスフォーマー』はオレに任せろ!”状態のベイ様インタビューが掲載されている。
<オレ様コメントその1>
「オレが降りてもスタジオは、このシリーズを作り続ける。そして、B級の監督に任せ、B級の役者を使い、B級のシリーズにしてしまうのは判りきっているんだ」。
だから、やっぱりオレが今度もメガホンを取った──というのがベイの続投理由。彼にとってライフワークと言えるシリーズになってしまった『トランスフォーマー』(以下『TF』)が、ほかの監督や役者によってグタグタになってしまうのが許せなかったのだ。その気持ちはよくわかる。いかにもベイなのは、言下に「A級監督のオレが手がければA級シリーズ」というニュアンスを潜ませているところ。ベイが“オレ様キャラ”なのは、A級の自負があるからに他ならない。確かに前3作あわせての世界興行が27億ドルという凄すぎる数字。さらに本作も公開3週目で世界興行がすでに7億5000万ドル。この数字だけは、立派にA級なベイだった。
<オレ様コメントその2>
「今回はマーク(・ウォルバーグ)をティーンエイジャーの娘の父親にすることで、ストーリー的にもオトナになり成長したんだ。シリーズを続けて行くために“変化”はマスト」。
新シリーズの人間サイドの物語は、若くして妻を亡くし、男手ひとつで娘を育ててきたウォルバーグ扮する自称発明家と、そのティーンエイジャーになる娘の父子のドラマ。ベイのいう“変化”は役者やストーリーのみならず、お馴染みのオプティマスプライムやバンブルビー、彼らの車のデザインにも及んでいる。ベイ曰く「あらゆるデザインを一新したんだ。それはシリーズを知り尽くしている者にしか出来ない。このシリーズが初めてのヤツには到底無理なんだよ!!!!」。
やっぱり「オレに任せろ」を強調するベイだった。
『TV Bros.』8/13発売号ではほかに『ガンダム Gのレコンギスタ』特集として、富野由悠季監督インタビュー、SKE48が語る女性目線のガンダムなど14Pにわたってガンダム特集をおくるほか、スペースシャワーTV伝説の番組『夕陽のドラゴン』復活記念として、トータス松本×ユースケ・サンタマリア対談などを掲載している。