海外サイトが選ぶリメイク映画ベスト10 世界のクロサワ関連作品も複数ランクイン

アメリカのエンタメサイトabout.comが、「リメイク映画ベスト10」を紹介。SFホラー『遊星よりの物体X』(51)の原作小説をより忠実に再現し、50年代には実現できなかったビジュアル効果でリメイクした『遊星からの物体X』(82)のほか、アルフレッド・ヒッチコックが、『暗殺者の家』(34)を自らリメイクしたサスペンス『知りすぎていた男』(56)などがランクインした。
【関連】選出された「リメイク映画ベスト10」フォトギャラリー
ランキングで注目したいのは、黒澤明監督作品をもとにした映画がランクインしていること。黒澤作品で海外でも評価が高い名作『七人の侍』(54)をメキシコを舞台にした西部劇としてリメイクした『荒野の七人』(60)が1位に選ばれている。
リアルな殺陣表現が当時センセーションを巻き起こした『用心棒』(61)を、クリント・イーストウッド主演で非公式にリメイクしたとされる『荒野の用心棒』(64)が6位に。リメイク作品ではないが『隠し砦の三悪人』(58)に大きく影響された『スター・ウォーズ』が5位にランクイン。
そのほか、イアン・フレミングの小説『007』シリーズ長編第1作を、1967年公開のものよりも忠実に描き話題となった2006年公開の映画『007 カジノ・ロワイヤル』や、アル・パチーノを主演に迎え、『暗黒街の顔役』(32)を現代風に描いた『スカーフェイス』(83)がランクインしている。
<選出された「リメイク映画ベスト10」>
1:『荒野の七人』
2:『ザ・フライ』
3:『007 カジノ・ロワイヤル』
4:『遊星からの物体X』
5:『スターウォーズ』(※リメイク作品ではない)
6:『荒野の用心棒』
7:『知りすぎていた男』
8:『スカーフェイス』
9:『SF/ボディ・スナッチャー』
10:『キングコング』