『るろうに剣心』製作総指揮のワーナー・ジャパン代表取締役社長、辞任

ワーナー・エンターテイメント・ジャパンの代表取締役社長・ウイリアム・アイアトンが2015年3月付で辞任することが、20日発表された。アイアトンは、1988年に同社に入社。マネージング・ディレクターとして、数多くのヒット作配給に尽力し、2006年より最上級幹部として着任してきた。
【関連】アイアトンが製作総指揮を務めた作品一部<場面写真>
劇場用映画作品の制作・配給、ホーム・エンターテイメント、テレビジョン、コンシューマープロダクツと多岐にわたる日本でのローカル事業を統括してきたアイアトン。これまでに製作総指揮を手掛けてきた作品は『るろうに剣心』3部作に加え、『最後の忠臣蔵』(10)『パラダイス・キス』(11)『許されざる者』(13)『黒執事』(14)などがある。
それ以前にはマネージング・ディレクターとして、中国映画『Hero』(03)『LOVERS』(04)、韓国映画『僕の彼女を紹介します』(04)『デスノート』シリーズ、『マトリックス』3部作、『ハリーポッター』シリーズ、『ラストサムライ』(03)『硫黄島からの手紙』(06)などの買付・配給戦略を成功させた。
アイアトンのリーダーシップのもと同社は、2001・2003年と最優秀外国映画配給賞 経済産業大臣賞を受賞するなどその功績が認められており、会長兼CEOのケビン・ツジハラは「日本におけるアイアトンの名前はワーナー・ブラザースの代名詞と言ってもよく、代表者にこれほどふさわしい人はいませんでした」と称えている。アイアトン辞任後は、ワーナー・ブラザース・インターナショナル・シネマズのミラード・L・オゥクス前社長が代表に就任するという。