人気俳優ニック・フロスト、酔った勢いでサルサコメディをひらめく
映画
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う！』『宇宙人ポール』の製作チームがサルサダンスに挑んだ爆笑コメディ最新作『カムバック！』がいよいよブルーレイ＆DVDリリースされる。これを受けて、製作総指揮・原案・主演の3役をこなした英国の人気コメディアン、ニック・フロストがインタビューに応じ、本作誕生のきっかけからサルサの特訓秘話まで、大真面目に語った。
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どこからどう見てもダンスとは程遠いメタボ体型のニック。そんな彼がなぜ、サルサを題材にした映画を作ろうと思い立ったのか。「ある夜、『（酔った勢いで）僕が踊りまくる映画を観たい？』というメールをプロデューサーのニラ・パークに書いたんだ。どんな映画になるか大筋も書いてね」と述懐。そして、翌朝、目が覚めて、しらふに戻ったニックはハッ！ としたという。
「マズい、ウソだろ？ 送ってる！」と、メールの送信ボタンを押したことを後悔するも、プロデューサーから「素晴らしいアイデアだわ。やりましょう！」という返事が届き、あっという間に企画が成立。その日から、メタボな体にムチ打ちながら、ニックは一流コーチと共に半年以上にわたるサルサダンスの特訓を開始した。
毎日7時間練習に費やしたというニックは、真剣な表情で当時を振り返り、「最初は悲惨だったよ。巨大な鏡でサルサを踊ろうとする自分を見なきゃいけないのは辛かったね」と、胸の内を吐露。さらに、「自分が（ダンスを）心地よく感じ、プロ並みに見えるようになるまでには3～4ヵ月かかった。それに、コーチから同じことを何度も言われた。『ゆっくり、ゆっくり、違う！ 感じるんだ！』とね」。
そして、必死の努力の甲斐あって、プロ級のダンスを披露できるまでに成長したニック。「サルサコミュニティは完全に僕を受け入れてくれた」というように、その身のこなしは、お肉タルタルダンサーではなく、まぎれもなくキレキレダンサー。「これはサルサをバカにした映画でも、パロディ映画でもない。サルサを核にしたロマンチックコメディ、サルサへのラブレターだ」と、強調するニックの表情は、すべてをやりきったという自信に満ちあふれていた。
映画『カムバック！』は12月12日よりTSUTAYAだけでレンタル、2015年2月11日より発売。
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