映画にゲーム…、キモカワキャラが大ウケ!次くるキャラは腸ポリープのモンスター

近年カワイイだけでなく、ちょっと得体の知れないキモいキャラクターが老若男女問わず、バカ受け!そんな新たな“キモカワキャラ”として注目を集めそうなのが、映画『バッド・マイロ!』で登場する腸ポリープのモンスターだ。
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今年は、愛知県岡崎市のご当地キャラクター「オカザえもん」、LINEゲーム「ポコパン」のうさぎ・ポコタ、ベストセラー絵本からCGアニメとして映画化もされた「こびとづかん」の全身タイツを着たようなコビト、さらに歌手デビューも果たしたシャケの切り身の形をしたサンリオキャラクター、KIRIMIちゃんなどなど。キモカワキャラが活躍したが、次にブレイク必至とされているのが、日本公開が発表されるやいなや、ネット上で話題沸騰となった『バッド・マイロ!』に登場するマイロ。中年サラリーマンのストレスによってできた腸ポリープから生まれたモンスターなのだ。
主人公・ダンカンの肛門から飛び出したアナログ感あふれる生々しい肌色のボディを持つマイロ。あらゆるものを切り裂く鋭利な牙を剥き、ひとたびキレると誰の手にも負えない獰猛さを発揮。大好きなダンカンのために、彼にストレスを与える上司や同僚を次々と襲撃する。だが、その一方では、大きくつぶらな瞳をウルませて、ダンカンに甘えまくり。また、カンガルーの子が母親の袋に戻るようにダンカンの肛門にスルスルと戻ったり、ソファでのわが子のような添い寝姿もキュート。そんなマイロの暴走モードと平常モードのギャップに、キモカワキャラ好きなら、思わずクギ付けになってしまうだろう。
しかも、現代社会を皮肉った風刺的なホラー・コメディの形態を取りながら、その毒々しい恐怖とブラックユーモアから一転、物語後半にはハートウォーミングな感動ドラマに昇華してしまうという、まさかの展開に突入!? 長編2本目となる新進気鋭のジェイコブ・ヴォーン監督の手腕が唸りまくる。人間の憎悪が生み出したモンスターといえば、デヴィッド・クローネンバーグ監督の『ザ・ブルード/怒りのメタファー』、ギャップのあるモンスターといえば、ジョー・ダンテ監督の『グレムリン』を思い出すが、そのどちらとも違う強烈キャラを持ったキモカワ・モンスター、マイロが日本列島を直撃するのは間違いない!
映画『バッド・マイロ!』は12月20日公開。