内野聖陽、日本・トルコ国家プロジェクト級合作で主演! 忽那汐里は2役に挑戦

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日本・トルコによる国家プロジェクト級の合作映画『海難1890』が、両国の友好125周年を迎える今年12月に公開となる。主演に内野聖陽、ヒロインに忽那汐里を迎え、100年以上の歳月を超えて語り継がれる、日本とトルコの友情の物語を描く。
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本作の舞台となるのは、オスマン帝国(当時のトルコ)の親善訪日使節団を載せた軍艦「エルトゥールル号」が和歌山県串本町沖で海難事故を起こし、地元住民による救助活動を描いた“1890年”。そして、イラン・イラク戦争下、テヘランに取り残された日本人のために、危険な状況を顧みずトルコが救援を行った“1985年”の2つ。
内野は、「エルトゥールル号」船員の介抱に奔走する医師・田村元貞役。忽那は、田村の助手を務める発話障害の女性・ハルと、テヘラン脱出のため大使館と掛け合う日本語学校教師・春海の2役で出演。他にも夏川結衣、小澤征悦、竹中直人、笹野高史ら豪華俳優陣が脇を固める。
「自分にとってイスラム文化は馴染みが薄いですが、それは田村も同じこと」と話す内野。その一方、「トルコの役者と触れ合う中で、田村の中でもきっと何かが生まれてくると思うので、内野が感じるトルコ人の発見を反映できたら面白いなぁと思っております」と役作りへの思いを明かした。
「トルコと日本という国の間にこんな密接な関係があったことがとても新鮮でした」という忽那。「長きに亘るトルコとの助け合いの歴史を、映画を通して確かめ合えるような作品が出来ることを期待しています。精一杯、2つの役を演じ切りたいと思います。頑張ります」と意気込みを語っている。