オスカー受賞者が衝撃の過去告白、世界中の子供たちに向けたスピーチに賞賛の嵐

現地時間22日に開催された第87回アカデミー賞にて、見事脚色賞に選ばれた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の脚本家グレアム・ムーアのスピーチに、世界中から賞賛の声が届いている。
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本作は第2次世界大戦時、ドイツ軍が誇る世界最強と言われる暗号を解き明かすため尽力した天才数学者アラン・チューリングの波乱の人生を描いた伝記ドラマ。PCの基盤を作った偉大な人物であるにもかかわらず、戦後悲惨な運命をたどった主人公をベネディクト・カンバーバッチが熱演する。
この日、名前を呼ばれたグレアムは興奮を抑えられない様子でステージに立ち、次のように語りだした。「私は16歳の頃、自殺を図りました。それは自分があまりにも周りと違い居場所がないと感じていたからです。でも、今私はここに立っています」
「私はこの場を、居場所を見いだせないと感じている子供たちのために捧げたい。あなたにはもちろん居場所があります。そのままで、違うままでいてほしい。あなたが輝くときが必ず来ます。あなたがこのステージに立った時、どうか次にこのメッセージを繋げてください。本当にありがとうございます!」
約1分間の短い間に紡ぎだされた深いメッセージに、会場は拍手喝采に包まれた。各メディアは今年のベストスピーチとして大々的に取り上げている。