飢えから救われた赤ちゃんクマ、回復して愛くるしいポーズ連発

ロシアでは春になると、密猟者によって母親を奪われた子グマたちが多く発見される。幸運にも発見され、救出された子グマたちは、ロシア内の動物飼育施設に預けられる。辛い状況にも関わらず、すくすく育つ子グマ達は無邪気な表情と仕草で愛くるしさたっぷりだ。
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ウラジオストクのサーカスの外で救出された子グマはミーチャと名付けられ、現在では私営の動物園に預けられている。動物園ではその他にも双子の子グマを預かっている。動物園のオーナーは「母親なしでは自然の中で生きられない。大きくなったら森に戻すかもしれない」とコメントしている。
また、ロシア東部のシベリアで発見された子グマのマーシャは、受け入れ先のあるモスクワまでビジネスクラスの旅を経験した。一緒に発見されたもう1匹の兄弟グマはシベリアで死んでしまったが、生き残ったマーシャは3ヵ月まで元気に育ち、動物にとって理想的な環境があるモスクワに移送されることになったのだ。
現地の航空会社が無料で飛行機の旅を提供し、「マーシャは飛行機内や他の乗客達の様子を興味深そうに見ていました。乗客の方たちも思わぬ同乗者を喜んでいたみたいです」と航空会社スタッフはコメント。「人間の子ども同様、8時間のフライトの間はほとんどすやすやと静かに眠っていました。温かいヤギの乳を数回飲んでいました」。マーシャは新しい家となる施設に無事到着。ほかのクマ達とともに生活する予定だ。