北川景子、理想の夫婦像は「長く一緒にいられること」

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女優の北川景子が13日、都内で行われた映画『愛を積むひと』完成報告会見に出席した。夫婦愛が描かれる本作について、北川は「映画らしい映画が出来ました」と感想を語り、「お互いを思いあって、持ちつ持たれつ、長く一緒にいられるのがいい。無償の愛がすてきだと思う」と理想の夫婦像を明かした。この日は、佐藤浩市、樋口可南子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明、朝原雄三監督も登壇した。
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本作は、エドワード・ ムーニー・Jr.の小説『石を積むひと』を基にしたヒューマンドラマ。北海道・美瑛町を舞台に第二の人生を過ごそうとする夫婦(佐藤浩市、樋口可南子)が、改めて自分たちの愛情や絆を見つめ直す姿を描く感動作。メガホンを取ったのは 『武士の献立』などを手掛けた朝原雄三監督。
劇中、北川は父と疎遠になっている娘・聡子を演じる。樋口とは、この日初めて会ったというが、父親役の佐藤との共演に最初は緊張したという。しかし「最初の撮影がラストの場面で、(佐藤)浩市さんから『今日は大変なシーンだと思うので、さすがに話でもしないか』と言っていただき、15分くらい話していただいて、一気に緊張が解けて、役をふくらますことができました」と、役作りを手伝ってくれた佐藤に感謝した。
夫婦役での共演は初めての佐藤と樋口だが、「妻がいないと何も出来ない男、女房依存症の男をやりました」と佐藤は自身の役柄を分析。樋口との共演については、「世代的にも近いし、話し合わないでも現場でスーッと入っていけた。ありがたかった」とコメント。一方、7年ぶりの映画出演となった樋口も「(夫婦が)思い合う気持ちという、目指す方向が暗黙のうちに見えた。浩市さんは『あ・うん』の呼吸の出来る方。現場で石を積む姿を見て、この人の妻になれて良かったなって…。ほんとにいい映画に参加できて幸せでした」と振り返った。
映画『愛を積むひと』は6月20日より全国公開。