新垣隆が激白! 秘められた恋バナ、ゲーム『鬼武者』テーマ音楽の制作秘話を語る

2014年2月に、佐村河内守氏の「ゴーストライター」であることを告白し、日本中に衝撃を与えた作曲家・新垣隆。これまで語られることのなかった佐村河内守氏との18年間の真実を告白した書き下ろしの書籍『音楽という〈真実〉』(小学館刊)が6月17日に発売される。
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本書では、新垣氏の幼少期から現在までに出会ったさまざまな音楽と恩師や音楽仲間とのエピソードを紹介。「25歳のときに、私としては命を賭けた恋をしたことがありました。音楽仲間の先輩にあたる人で、ふたつ年上の女性でした」など、秘められた恋バナも赤裸々に告白している。
しかし、なんといっても注目が集まるのは、佐村河内氏とのやりとりだろう。本書では、「彼は『申しわけないんだけど、この曲をオレにください。あなたの仕事は演奏のところで必ずクレジットしますから』と頼み込んできました。『いや、いいですよ』『いや、それでは自分の気がすまない』図々しいんだか律儀なんだかよくわかりません」と、初めての仕事のときの会話を書き綴る。
また、ゲーム『鬼武者』のテーマ音楽「ライジング・サン」では、200人のオーケストラを使っての演奏となったが、そのオファー時には、「『佐村河内と新垣というのは実にいいコンビだ。あなたにとってもオーケストラを書く機会というのは貴重なものだろう。そのチャンスを自分は勝ち取った。ただしひとつ条件がある。これはゴーストライターの形に絶対してほしい」と説得されたという。
さらに「これで自分が作曲家としての評判をとり、大プロデューサーになる。そのあかつきには必ず新垣をひっぱりあげる』私は返す言葉が見つからず、『はあ、ありがとうございます』とだけ答えたのでした」といったやりとりがあったことも明かされた。
世間を騒がせた「ゴーストライター」騒動。その驚愕の真実が明かされる『音楽という〈真実〉』(価格:1300円+税)は、6月17日に発売。