「U2」ボノ悲痛、長年のツアーマネージャーが死去「家族の一員を失った」

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人気ロックバンド「U2」を30年以上にわたり影で支えてきたツアーマネージャーのデニス・シーハン氏が現地時間27日、滞在先のウエストハリウッドのホテルで死去。バンドのフロントマン、ボノが「U2」の公式ウェブサイトで声明を通し哀悼の意を表した。
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「U2」の公式サイトでは飛行機の前に佇むシーハン氏の白黒の写真を掲げ、シーハン氏の死を悲しんでいる。「我々は家族の一員を失い、今なおその事実を受け止めようとしている状態です」とボノ。「彼は音楽業界のレジェンドであっただけでなく、我々のバンドのレジェンドでもありました。かけがえのない人です」と声明を通して述べ、故人を偲んだ。
TMZが警察関係者から聞いたところによると、シーハン氏はホテルの部屋で意識不明で発見されたという。通報を受け救急隊が朝方5時半ころ部屋にかけつけたが、現場で死亡宣告されたという。享年69歳。心拍停止だったそうだ。
デニスは1983年に「U2」のヒットアルバム『WAR』がリリースされる前にバンドのスタッフになったと、The Hollywood Reporterは伝えている。シーハン氏は「U2」のほか、レッド・ツェッペリンやイギー・ポップ、ルー・リード、パティスミスなど、蒼々たるメンツの裏方を務めた経歴があるという。
バンドは昨年11月、ボノが自転車事故で大怪我を負ったため休止状態だったが、ボノが回復したため活動を再開。ロサンゼルスで5公演を予定しており、現地時間26日に初日を終えたばかりだったという。