『GRIMM/グリム』D・ジュントーリはいたずら好き? 共演者が明かす撮影秘話とは

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今年も大盛況に終わったエンターテインメントの祭典サンディエゴ・コミコン。本国アメリカでは今秋シーズン5に突入する米NBCの人気海外ドラマ『GRIMM/グリム』のパネルディスカッションも開かれ、クリフハンガーとなったシーズン4の衝撃的なシーズンフィナーレの話題や、来場したファンとのQ&Aで盛り上がった。
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会場を埋め尽くすファンの前に登場したのは、グリム兄弟の末裔で刑事の主人公ニック役のデヴィッド・ジュントーリ、ブルットバッドのモンロー役サイラス・ウェイア・ミッチェル、ニックの相棒ハンク・グリフィン役のラッセル・ホーンズビー、ウー巡査部長役のレジー・リー、レナード警部役のサッシャ・ロイズ、ロザリー役のブリー・ターナー、そしてアダリンド役のクレア・ターナー。製作陣は製作総指揮・脚本のジム・カウフ、デヴィッド・グリーンウォルド、ノベルト・バーバが集結。
シーズン4について以外にも、「脚本のアイデアはどこから得るのか?」というプロデューサーへの質問に対し、「ソファーに寝っ転がって長い間考える」とジョークを飛ばすカウフ。「一緒に寝そべるんだ。そうすると何故かインスピレーションを受ける」とグリーンウォルドが続けて笑いを取る。「グリム兄弟には200話くらいの物語があったが、みんながよく知っているのは8か9つくらいだ。ロバとソーセージが町に行ってピアノを弾くストーリーがあるが、どうやってドラマに取り込むか悩みどころだよ」と真顔で語り、さらに会場が笑いに包まれたが、真面目に戻ったカウフいわく、「すべて、何かしらの事実に基づくようにしている」とのことだ。歴史など世界中の様々なことがヒントになっているそうだ。
質問はドラマの中で使われる音楽にも及んだ。作曲を担当するのは映画『サロゲート』(10)のリチャード・マーヴィン。彼は脚本からではなく、該当箇所の映像を見て作曲するとカウフは説明した。グリーンウォルドは「彼は素晴らしい作曲家だ」とベタ褒め。以前はドラマの音楽は必要最低限でいいと思っていたが、マーヴィンが考えを変えさせたという。彼の「音楽は素晴らしく、ドラマの展開に欠かせない」そうだ。彼には何の指示も出さないそうだが、短時間で見事な曲を書き上げるという。
さらに、少年からはキャストへ、他の誰を演じたいかという質問に、モンロー役のサイラスは「レナード警部」。「なぜなら何もせず、ただ、しかめっ面したいから。台詞もそんな多くないしね」と、なかなか失礼な発言に会場から笑いが起きた。サッシャは「逆に僕はモンローになりたいね」とのことだ。ブリーとレジーはアダリンドになりたいという。デヴィッドは隣にいたラッセルに「残りは僕達だけだな。じゃあ交換しようか」と提案したが、「僕は警部になりたいよ。シャツを脱ぎたい」と断られてしまった。
デヴィッドとサッシャ、ラッセル以外のキャストは、コミコンでの米Yahoo TVとのインタビューで、デヴィッドがイタズラ好きであることも明かしている。ニック、モンロー、ロザリーがトレーラーに忍び込むシーンでのこと。先頭を切っていたロザリーがドアの取っ手を開けることになっていたが、デヴィッドが前もってドロッとしたハンドクリームを全ての取っ手に塗り付けていたという。
撮影時間が押し夜中2時を回っていたらしく、気持ち悪くても顔に出さなかったというブリー。カットがかかった途端、「私の手に付いてるのは何!?」と叫んだそうだ。サイラスは「デヴィッドは変なクリーム怪人みたいに歩き回ってたよ」と、デヴィッドがクリームを付けているマネをして見せた。
深夜まで続く撮影の中でも、イタズラを仕掛けたりとキャスト陣の仲の良さが垣間見れた『GRIMM/グリム』チーム。日本ではシーズン3が、海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて7月28日(火)22時より独占日本発放送。
また現在、エンタメサイト「クランクイン!」では、本作のシーズン3放送開始を記念して、ツイッター連動<グリム童画コンテスト>を実施中。あなたのまわりに潜んでいる、魔物“ヴェッセン”(のような動物!?)を写真に撮りハッシュタグ「#グリム」を付けてツイッターで投稿。お寄せいただいた投稿写真の中から、優秀賞を決定し豪華賞品をプレゼント。詳しくは、キャンペーン特設サイト(http://www.crank-in.net/feature/2015_grimm_s3/)まで。