「ポール・ウォーカーの死因はポルシェ」娘がメーカーを告訴

2013年に事故死した俳優のポール・ウォーカーの娘、メドウ・ウォーカーが、父の死の原因は事故当時乗車していた車の構造にあるとして、大手車メーカーのポルシェを相手に訴えを起こした。
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2013年11月30日、レースドライバーであるロジャー・ロダスが運転する車が木に衝突し、乗っていたロジャーとポールが死亡。事故当時、2人はポルシェのカレラGTに乗車していた。
TMZが入手した告訴状によれば、ポールは衝突直後は生きていたが、彼が装着していたシートベルトがあばらや骨盤を折るほどの力で締め付けたことにより車から脱出できなかったことが死を招いたとしている。
その証拠として、事故直後、車の爆発まで1分20秒の猶予があったこと、ポールが炎の中で息をしていた証拠として肺からすすが検出されたことなどを挙げている。
さらに、警察当局は車は80~93mph(129~150km/h)に及ぶスピードを出したせいでコントロールがきかなくなったことが原因と発表したが、弁護団は実際の走行速度は63~71mph(100~113km/h)であったと異論。
カレラGTはコントロールが不安定であることが報告されていたにもかかわらず、ほかの車には標準装備されるポルシェの安全装置・PSMを故意に搭載していなかったとも指摘している。