『悪魔のいけにえ』元祖レザーフェイス役俳優、ガンナー・ハンセン死去

1975年のホラー映画『悪魔のいけにえ』のレザーフェイス役で知られる俳優ガンナー・ハンセンが、現地時間7日、すい臓がんのため、アメリカ・メイン州の自宅で亡くなった。68歳だった。
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『悪魔のいけにえ』は、若者たちがテキサスの片田舎で出会った狂人家族の餌食になってゆくホラー映画。人間の顔の皮で作られたマスクをかぶり電動ノコギリを振りかざす殺人鬼“レザーフェイス”の存在感は衝撃を呼び、続編やリメイクなどを含め6作公開された。
英BBCによれば、ハンセンの死を受けて英国映画協会は「オリジナルの“レザーフェイス”が亡くなったと知りとても遺憾です」と公式ツイッターで哀悼のコメントをしたほか、ホラー・ニュースサイトGraveyard Shift Sistersは、「ホラーコンで彼と話す機会がありましたが、彼はとても面白く、ウィットに富んでいて、魅力的な人でした」とツイートし、ハンセンの死を惜しんでいる。
ハンセンは、アイスランドで誕生。その後、アメリカに移住し、テキサス大学で英語とスカンジナビア諸語を学んだ。『悪魔のいけにえ』以外にも、『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』など主にホラー作品に出演。2013年には『悪魔のいけにえ』の撮影裏や、ストーリーの背景などを明かした著書「Chain Saw Confidential(原題)」を出版した。また映画俳優である傍ら、自然愛好者としても知られ、アメリカのテキサス州からノースカロライナ州のバリアー島を旅した旅行記を出版している。