キアヌ・リーヴス、新作スリラーで監督との確執が浮上か

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現在、スマッシュヒットとなったアクション『ジョン・ウィック』(15)の続編を撮影中のキアヌ・リーヴスに、新作『Expoosed(原題)』の監督ギー・マリク・リントン(デクラン・デイル)との確執が噂されている。編集で意見の行き違いがあり、完成した作品は自分が手がけたものとは程遠いと、リントンがクレジットから自分の名前を削除することを要求していると、Page Sixが伝えた。
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2016年1月に全米公開が予定されている『Exposed(原題)』。当初は『Daughter of God(原題)』のタイトルがついており、キアヌは主演を務めると共に、プロデューサーとして作品に関わった。イーライ・ロス監督のスリラー『Knock Knock(原題)』で共演した女優アナ・デ・アルマスとの共演で、奇跡を見た後に怪奇現象に見舞われるラテン系の女性と、相棒の死の真相を突き止めようとする刑事の運命が交錯するというあらすじになっている。
しかし、情報筋が語ったところによると、映画は当初アナ演じるラテン系の若い女性とドミニカ人一家を中心にしたストーリーで、白人男性はメインキャラクターではなかったという。女性に影響を与える社会問題を扱う社会派ドラマになるはずだったが、ライオンズゲートが配給に決まってから、刑事スリラーに様変わりしてしまったとのことだ。
ロマン・ポランスキー監督作『おとなのけんか』(12)のエルヴェ・ド・ルーズが編集した作品をライオンズゲートに見せると、ライオンズゲートに却下されたとのこと。作品の再編集で「キアヌ・リーヴスが監修を務めた…。キアヌ一色の映画になった」と情報筋は語っている。同作で長編監督デビューを飾るリントン監督は、ライオンズゲートの決定に反発し、自分の名前を掲げることを嫌ってデクランという偽名を使っているという。
キアヌの代理人はこの件に関して、キアヌは「編集に一切関わっていません」と、情報筋の話を事実無根と否定。ある関係者も「映画は当初のものと全く変わっていません。キアヌは編集室に足を踏み入れたこともありませんよ」と話しているという。