舞台『真田十勇士』映画化! 中村勘九郎・松坂桃李・大島優子が共演

関連 :
中村勘九郎を主演に迎え2014年に大ヒットした舞台『真田十勇士』が、演出を手がけた堤幸彦監督により映画化され、さらに同時期に舞台上演されることが決定した。主人公・猿飛佐助役を中村、霧隠才蔵役を松坂桃李が続投し、新たに大島優子が女忍び・火垂役として出演する。
【関連】「大島優子」フォトギャラリー
本作は天下の名将として名高い真田幸村を筆頭とした真田十勇士の活躍を描いた歴史スペクタクル。今回、映画とともに舞台演出も堤監督が手がけ、脚本は2014年の舞台と同じくマキノノゾミが担当する。
堤監督は「とにかくセットがすごい。監督の私すらセットの端から端まで全部見渡すことができないほどで、城の柱や梁を山から切り出して作った本格派、天井裏も作ってあって、そこを忍者が縦横無尽に走り回ります」とスケールの大きさをアピール。新たに作品に参加する大島について「実は彼女はアクションが得意、今回、彼女のもてる力を全部出し切って闘ってくれるはず」と期待を寄せた。
前回同様、おとぼけキャラながら十勇士イチの策士・佐助役の中村は「舞台初演時は、こんなにビッグ・プロジェクトになるとはつゆとも想像しておりませんでしたが、近年稀に見る壮大な映画になりそうで、これは心してやらなければならないと身が引き締まる思いです」とコメント。
謎を秘めた忍者・才蔵役の松坂については「舞台版の登場一発目、『お待たせしました、あなたの霧隠才蔵です』と言ったときの吹っ切り方に、コメディアンとしての才能を感じました」と絶賛。松坂も中村について「クランクインしたばかりにもかかわらず既に完全に仕上がっていて、何を言ってもやっても佐助以外の何者でもない。一緒に行動する場面が多いので、非常に楽しい時間を過ごしています」と感心しきり。
時代劇初挑戦の大島は「お姫様役ではなくて、“くの一”という忍者の役柄だったことが、自分にはぴったりだなと」と、役どころにシンパシーを感じた様子。堤監督が期待するアクション演技について「女性のずる賢さや俊敏性みたいなものがくの一として現れたらいいんじゃないかと思っています。堤監督と以前ご一緒した『ヤメゴク』でもアクションをやったことで、信頼をおいて呼んでくださったのを感じました」と監督との再びの撮影を喜んだ。
映画『真田十勇士』は2016年9月全国ロードショー。舞台版は同月、新国立劇場中劇場にて上演。その後、KAAT神奈川芸術劇場、兵庫県立芸術文化センターにて10月に上演予定。