レオナルド・ディカプリオ、3回の“命拾い体験”を告白

新作映画『レヴェナント:蘇えりし者』で熊に襲われたハンターを演じる人気俳優レオナルド・ディカプリオが、「Wired」誌とのインタビューで命拾いした経験を語った。サメの攻撃やエンジンの爆発、スカイダイビング事故と、シチュエーションも様々なその時の状況とは?
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出演作では何度も死を体験したレオナルド。「猫に9つの命があるなら、自分は幾つか使ったよ」と前置きし、死にかけた体験談を始めている。どうやらエクストリームスポーツ好きが原因でもあるらしい。
南アフリカでダイビングをしている時にはサメ鑑賞用の柵の中にいたようだ。ホホジロザメを引き寄せるためマグロを餌にしたそうだが、波が来て空中に浮いたマグロめがけサメがジャンプすると、柵の上が開いていたらしく、サメの体の半分が柵の中に入ったという。「僕は倒れて、そのまま横たわっていようとした。サメは5~6回僕の頭をかすめたよ。そこの人が言っていたが、過去30年のビジネスで1度も起きたことがなかったらしい」と説明した。
また、ロシア行きの飛行機の中では、窓の外のエンジンが突然吹き飛ぶのを目撃したそうだ。「翼が丸ごと火だるまになって爆発したのを見た。巨大なタービンが彗星のごとく爆発する瞬間を見たのは僕だけだったよ」とレオナルド。パイロットが数分エンジンを全て止め、しばらく飛行機は自然に任せてグライドしていたらしいが、誰もひと言も発せず“無音”だったそうだ。飛行機はエンジンをかけ直すと、緊急着陸したという。
スカイダイビングでは、プロのダイバーと共に飛んだそうだが、1つめのパラシュートがからまり開かなかったという。ダイバーはパラシュートの紐を切り、レオナルドは2つめのパラシュートのことが思い付かず、死に向かって落下していると思ったらしい。しかしこともあろうに、ダイバーが2つめのパラシュートを開くと、それも絡まっているという事態に。ダイバーが操作し、どうにか開いたそうだが、レオナルドは「着地の時に脚を折ると思うよ。(落下の)スピードが早過ぎるからね」と予告されたという。結局、アザはできたそうだが脚は折らなかったとのこと。しかしスカイダイビングはもうやらないそうだ。