忽那汐里、萩原健一との親子役で“貴重な経験”「こんなことは初めてかも…」

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NHK BSプレミアムドラマ『鴨川食堂』の第1話試写会が18日に都内で開催され、主演の忽那汐里が会見に出席した。同ドラマで共演する岩下志麻も出席予定だったが、体調不良のため急きょ欠席。岩下は「残念ながら急病で今日は行けませんが、1月の収録までには必ず治します。第1話を見まして、人の思い出の食を探すなんてロマンチックなお話だと思いました。また、それを一生懸命探してあげる鴨川食堂の人は、人間の大切なものを思い出させてくれて、心が温まりました」とコメントを寄せた。
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『鴨川食堂』は京都の東本願寺近くにひっそりと建つ食堂を舞台にしたヒューマンドラマ。「思い出の食、捜します」という一行広告のみを掲げ、忽那が演じる看板娘・鴨川こいしがやってきた客の悩みを真摯に受け止める。萩原健一が演じる父・鴨川流は元刑事の勘と洞察力を駆使し、客の望むただひとつの食を作りだす。忽那は本作でNHK連続ドラマ初主演を務める。
食をテーマにしたドラマということもあり、劇中には美味しそうな品々が並び、その調理に奮闘する忽那の姿が印象的だ。普段の食にもこだわりがあるかをたずねられ、忽那は「基本的には、いつも家で自炊することが多いです。ちょうど一人暮らしをはじめ1年くらいが経過したのですが、ずいぶんお料理に慣れてきたかなと思います。本当に(料理が)好きなので、疲れていても苦じゃないんですよね」と、普段から腕を磨いている様子。
また、本作で父子関係となった萩原について、忽那は「非常に近い関係を築けていて、こんなことは初めてかも」と嬉しそうに話した。実際、現場でもよく話しているそうで「カメラが回っていないときとか、常に話しています(笑)。最近は、現場のスタッフの方に『本当の親子のようだ』と言われています。撮影の合間に『人生とはな…』と語りかけてくださる方は今までそんなにいなかったので本当に貴重で、楽しませていただいております」と、萩原への思いを語った。
さらに、オーストラリア出身の忽那は、自身が“再現したい味”についてオーストラリアの家庭料理を挙げた。「シェパードパイというのがありまして。多分そんなに凝った手間のかかる料理ではないんですが、ちょっとしたときに母が作ってくれた料理で、すごく思い出に残っています」と振り返った。
NHK BSプレミアムドラマ『鴨川食堂』は、2016年1月10日22時よりスタート。