僕だけがいない街、とんかつDJアゲ太郎… 「マンガ大賞2016」ノミネート作品発表

書店員を中心とした有志による選考委員・実行委員が“今一番フレッシュなマンガ”を決める「マンガ大賞2016」のノミネートが発表された。全11作品の中には、TVアニメ化や実写映画化で注目の『僕だけがいない街』や、クラブ文化ととんかつによる異色クロスオーバーで話題を呼ぶ『とんかつDJアゲ太郎』などがノミネートしている。
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「マンガ大賞」は、“面白いと思ったマンガを、その時、誰かに薦めたい!”という気持ちが形となり、2008年より始まった賞。マンガ大賞実行委員会が直接声をかけたマンガ好きの有志達…書店員をはじめとする様々な職業の人間が手弁当で集まり活動をしている企画だ。
ノミネート作品のひとつである『僕だけがいない街』は、三部けいが「ヤングエース」(KADOKAWA)にて連載中のサスペンス。“リバイバル”という特殊な力を持つ29歳の売れない漫画家・悟が、10歳の頃に起きた誘拐殺人事件の真相をめぐって過去と向き合う姿を描く。1月より土屋太鳳と満島真之介がW主演で声優を務めるTVアニメ版が放送となり、3月には藤原竜也主演で実写映画が公開される。
こちらもノミネート作品の『とんかつDJアゲ太郎』は、イーピャオと小山ゆうじろうが「少年ジャンプ+」で連載中の異色音楽漫画。渋谷にあるとんかつ屋の三代目・揚太郎が、“クラブ”と出会いDJを目指す姿を描いている。「ただアゲてぇんだ フロアを!豚肉を!」等のセリフを始め、クラブカルチャーととんかつの融合が話題を呼んでおり、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『ギャグマンガ日和』の大地丙太郎監督の手によって4月からTVアニメ化も決定している。
ノミネート作品はそのほか『岡崎に捧ぐ』『恋は雨上がりのように』『ゴールデンカムイ』『ダンジョン飯』『東京タラレバ娘』『波よ聞いてくれ』『百万畳ラビリンス』『BLUE GIANT』『町田くんの世界』など。二次選考の結果は、3月29日の授賞式を持って発表。