『このBLがやばい!』第1位の人気作家、初の非BL小説発売! 試し読みも実施中

『イエスかノーか半分か』や『雪よ林檎の香のごとく』など、数々の人気BL(ボーイズ・ラブ)作品を生み出してきた一穂ミチによる、初めての非BL小説作品『きょうの日はさようなら』が、集英社オレンジ文庫から発売された。また装画・宮崎夏次系による試し読み漫画を「集英社オレンジ文庫」公式サイト内「新刊情報」ページにて公開している。
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2025年7月、高校生の明日子(あすこ)と双子の弟・日々人(ひびと)は、いとこの存在と、彼女と一緒に暮らすことを父から知らされる。ただでさえ退屈な夏休み、面倒ごとが増えてうんざりする二人。けれど、彼女=今日子(きょうこ)は、長い眠りから目覚めたばかりの、30年前の女子高生だった…。
1995年の高校生・今日子が30年後の世界について抱く感覚、今日子の言葉によって“当たり前の日常”像が揺るがされる2025年の高校生・明日子と日々人。ごく平凡な生活の中で生まれるさまざまな感情が繊細に描かれており、90年代半ばに高校生だった人にとっては“あの頃”の描写が懐かしく胸にしみることだろう。
一穂ミチ(いちほ・みち)は、小説ディアプラス2007年ナツ号『雪よ林檎の香のごとく』(新書館)でデビュー。会社勤めのかたわら、多数の人気作品を生み出している。近著に『Tonight,The Night』(大洋図書)、『さよなら一顆』(新書館)、「ペーパー・バック1~2」(幻冬舎コミックス)などがある。『このBLがやばい! 2016年度版』のBL小説部門において、『イエスかノーか半分か』(新書館)が圧倒的人気で第1位を獲得した。
装画を手掛ける宮崎夏次系(みやざき・なつじけい)は、2009年、第56回ちばてつや賞一般部門にて、『赤い朝』で準入選。以降、主に『モーニング・ツー』(講談社)において、独特の存在感がある作品を発表している。ツイッターユーザー有志による年間マンガランキング企画『俺マン』や『このマンガがすごい!』に複数の作品集がランクインしたり、星野源がラジオ番組においてオススメ本として紹介するなど、各所から注目を集めている。主な作品に『変身のニュース』『ホーリータウン』『夕方までに帰るよ』などがある。