デヴィッド・ボウイの完璧カバーMVに再注目 宇宙空間での撮影にグッとくる
気になる
1月10日、イギリスのミュージシャンで俳優のデヴィッド・ボウイが他界し世界中に大きな衝撃が走ったが、いま、2013年に発表されたあるカバー・ミュージックビデオが再び注目を集めている。
【関連】「デヴィッド・ボウイ」フォトギャラリー
宇宙空間の中で浮遊しながら、ボウイの曲「スペース・オディティ」を歌うのはカナダ人宇宙飛行士クリス・ハドフィールド氏。映像は5ヵ月間に及ぶ宇宙での生活の中で撮影されたという。
全編宇宙で撮影されたMVはこれが初めてではないそうだが、生前、ボウイがこの映像をみて「恐らくこれまで作られたどれよりも、一番心を揺さぶるカバー映像だ」と大絶賛したことが、今また取りざたされている。
ちなみにVox cultureによれば、「恐らく、この曲は家からはるか遠い場所で死を迎えようとする宇宙飛行士を歌っているが、ハドフィールド氏は宇宙ステーションから地球への帰路につく直前にこの撮影をしている」とし、このMVに隠されたリリシズムを伝えている。
ハドフィールド氏はボウイの死を受けて、「あなたは本当に素晴らしい影響を私たちに与えた。さようなら、“スターマン”」とボウイの名曲にかけて哀悼の意をツイートしている。
