『大草原の小さな家』映画化、米パラマウントで始動

19世紀末の西部開拓時代を舞台に、貧しいながらも仲睦まじく、たくましく生きるインガルス一家を描き日本でも大人気となった気海外ドラマ『大草原の小さな家』。眠っていた映画化企画が、米パラマウント・ピクチャーズのもと再始動したと、Collider やThe Hollywood Reporterなど海外メディアが伝えた。
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米作家ローラ・インガルス・ワイルダーの半自叙伝的な小説『インガルス一家の物語』シリーズを原作にした『大草原の小さな家』。本国アメリカでは好奇心旺盛のお転婆娘、次女のローラ(メリッサ・ギルバート)を中心に、誠実で頼もしい父チャールズ(マイケル・ランドン)、優しい母キャロライン(カレン・グラッスル)、美しくて聡明な長女メアリー(メリッサ・スー・アンダーソン)、無邪気な三女キャリー(シドニー&リンジー・グリーンブッシュ)のインガルス一家が織り成す日常や町民たちとの交流、騒動を描いたドラマが1974年から1983年の9シーズン放送され、日本でもNHKで放送が始まるとお茶の間の人気を得た。
映画化企画は2012年に米ソニー・ピクチャーズのもとで始まり、映画『グランド・ジョー』(16)のデヴィッド・ゴードン・グリーンが監督を務める予定だったが降板。2014年後半に映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ』(13)のショーン・ダーキン監督がメガホンを取ると伝えられたが、以後企画が進まず立ち消え状態になっていた。
今回、ソニー・ピクチャーズからパラマウント・ピクチャーズに製作が移行したが、引き続きダーキン監督メガホンで進行する予定とのこと。脚本は映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(12)のアビ・モーガンが執筆するという。