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『アーロと少年』、完成の裏に“原点回帰” ピクサー大抜擢の新人監督の手腕

アニメ

『アーロと少年』場面写真
『アーロと少年』場面写真(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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ピーター・ソーン

ジョン・ラセター

 世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、世界的な大ヒット作を生み続けてきたディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』(3月12日公開)。弱虫でひとりぼっちの恐竜・アーロと怖いもの知らずの勇敢な少年・スポットの友情を描く感動作だ。監督を務めるのは長編アニメーション初監督となるピーター・ソーン。ソーン監督は製作総指揮のジョン・ラセターに直接指名を受けるほどの実力の持ち主。だが感動作の完成までには試行錯誤があったようだ。

【関連】ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』フォトギャラリー

 ソーンは2000年にピクサーに入社。『ファインディング・ニモ』のストーリーに携わり、『Mr.インクレディブル』ではストーリーやアニメーションなどを担当。『カールじいさんの空飛ぶ家』で同時上映された短編映画『晴れときどきくもり』で初めて監督を務め、本作で長編アニメーションの監督を務めることになった。

 ジョン・ラセターは「ソーンはもともと本作のストーリー部門にいたんだ。だけど彼には愛すべき人柄の魅力と驚くべきユーモアがあった。だから彼の内に秘めた可能性にかけてみることにしたんだよ」と期待を寄せた。

 しかし初の長編映画は簡単なものではなかった。一番大切なストーリーがなかなか納得のいくものにならなかったのだ。そんな時、彼は今まで関わってきた大物監督たちのやり方を思い返したそう。『ファインディング・ニモ』のアンドリュー・スタントン監督や『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督たちは何を一番大切にしていたのか。それは“いいアイデアはどこからでも生まれてくる”という信念だった。

 ストーリーがどうしたら良くなるのか、どうしたらいいアイデアが出てくるのかを考え、彼がとったのは“ストーリールームを作る”という原点回帰の方法だった。それは同社ができた頃、自由な意見を言い合える場所として設けられていた。だがしテクノロジーの進化に伴い、いつしか集まって意見を言い合える場所がなくなっていた。

 そこで原点に立ち返り、思いついたらアイデアをすぐに言える環境を作った。「アニメーションはみんなが一緒に仕事をできるということが素晴らしいこと。一緒に仕事をすることでマジックを起こしたかったんだ」と語る。

 映画『アーロと少年』は3月12日より全国ロードショー。

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