『僕だけがいない街』鈴木梨央が“雛月”にしか見えない!? 本編映像解禁
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映画『僕だけがいない街』（3月19日公開）で、キーパーソンとなる人物であり、主人公・藤沼悟（藤原竜也）の幼少時代のクラスメイト・雛月加代を演じる子役・鈴木梨央。その鈴木演じる雛月がメインとなる本編映像が解禁された。
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鈴木が演じる雛月加代は、いつも一人で過ごし、陰があるという難しい役どころ。母親の恋人から虐待を受け、連続誘拐札事件の被害者となるという人物で、悟が向き合う“謎”を解く手掛かりになる存在でもある。
今回解禁されたシーンは、訳あって悟の家に泊まることとなり、悟の母親・藤沼佐知子（石田ゆり子）が作ったなんの変哲もない朝ご飯を食べるというシーン。食卓に並ぶ朝ご飯を見て目に涙を浮かべて言葉を失う加代を、佐知子が席に着くように促す。虐待を受け、親の愛情に飢えていた少女にとっては、この何気ない普通の食卓が一番欲しかったものなのだ…。
NHK連続テレビ小説『あさが来た』で演技力が高く評価された鈴木だが、本作でさらに注目を浴びることだろう。
本作は、脳裏から葬り去った幼少期の辛い記憶と、当時は気づくことのできなかった母親の自分への深い愛情、そして傷つくまいと距離を自ら取っていたクラスメートの優しさに触れることによって生まれる新たな友情とが、新しい記憶となって塗り替えられていく悟の「過去」が描かれており、ミステリーの枠にとどまらない、優しさとせつなさに満ち溢れたドラマティックな感動作となっている。
映画『僕だけがいない街』は3月19日より全国ロードショー。
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