マイケル・ジャクソンの巨額遺産、子供たちへの相続分はほとんどナシ?

2009年に急死したマイケル・ジャクソンの子供たちが、9億ポンド(約1450億円)の遺産のほとんどを失う可能性があるという。現在19歳のプリンス、17歳のパリス、14歳のブランケットの3人の子供たちは、30歳になった時にそれぞれ巨額の遺産を相続する予定になっているが、税務当局はマイケルの遺産から5億5500万ポンド(約895億円)の支払いを求めていると言われている。
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税務当局からの支払い要求に加え、当時マイケルは3億ポンド(約484億円)以上の負債を抱えていたとみられている。ある関係者はThe SUN紙に「書面上ではマイケルの子供たちは億万長者です。しかし、まずは巨額の税金を片づけなければならないので、受け取る時期が来ても手元にはほとんど入って来ないであろうというのが現状です。国税庁は5億5500ポンドの要求について公にしてきていますし、支払いが遅れた場合にはさらに罰金が科せられます」と話す。
また、先日マイケルの遺産管理団体がソニー/ATVミュージック・パブリッシングにマイケルが保有していた同社の株式を5億2600万ドル(約840億円)で売却したことを受け、さらにおよそ7000万ポンド(約112億円)が課税されている。前述の関係者は「遺産管理団体側はかなりの額の要求を試みましたが、ソニー側は買い取るのに必要な額を支払うつもりしかありませんでした」と続けた。