アンジェリーナ・ジョリー、タリバン支配下のアフガニスタン描くアニメで製作総指揮

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使を務め、難民問題に取り組む女優アンジェリーナ・ジョリーが、デボラ・エリスが難民キャンプで聞いた話をもとに書き上げたアフガン少女の物語『生きのびるために』のアニメ映画化『The Breadwinner(原題)』で製作総指揮を務めるという。
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The Wrapによると、同作はニューヨークを拠点にするアニメ配給会社GKIDSが制作する初めての長編アニメとなる。監督は2009年のアニメ話題作『The Secret of Kells(原題)』で、トム・ムーアと共に共同監督を務めたノラ・トゥーミー。ムーアは製作に名を連ねる。同作のアニメ映画化は2015年にも伝えられたが、当時はプラッド・ピットの名前もプロデューサーとして挙がっていた。
原作『生きのびるために』は、男性の同伴なしに女性は外出できないというタリバン政権下のアフガニスタンが舞台。タリバンに投獄された父親に代わり、家族を養うために髪の毛を切って少年となり、首都カブールで働く11歳の少女パヴァーナや人々の暮らしを描く。
アニメ『The Secret of Kells(原題)』は2017年秋に北米公開が予定されている。