有村架純、朝ドラ『ひよっこ』ヒロインに決定 『あまちゃん』の時とは「180度違う」

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2017年春からのNHK連続テレビ小説『ひよっこ』のヒロイン・みね子を、女優・有村架純が務めることが29日、同局で行われた発表会で明らかになった。有村は、「みね子をのびのびと楽しく最後まで演じられたらと思います」と意気込みを語った。脚本は『ちゅらさん』などの岡田惠和が担当する。
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有村が朝ドラヒロイン決定の話を聞いた時、「びっくりして、しばらく言葉が出ませんでした」と驚きを振り返る。「でも、いろいろとお話を聞いたり、脚本が岡田さんと聞いたりしていくなかで、早くみね子を演じたいと思いました」と微笑む。
朝ドラ出演は2013年の『あまちゃん』以来。だがあの時とは「180度違う」という。「ヒロインという立場ではなかったし、感じるものが違います。プロデューサーさんから『NHKの顔になっていただきます』と言われて、緊張感とともに、あの時とははるかに違うところにいるんだと実感しました」と語った。
東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語。舞台は茨城県。高度経済成長の真っ只中、日本の発展を支えたのは、地方から上京し懸命に働いた名もなき人々だった。この物語のヒロイン・みね子もそんなひとり。集団就職で上京したヒロインが、自らの殻を破って成長していく姿を描く、波乱万丈青春記となっている。今回は役柄のモチーフになる人物はいない。
菓子浩チーフプロデューサーは、「モチーフがない役柄ということは、透明感があって力強い女優でないと、と思い、それに有村さんはぴったりだった」と起用の経緯を明かす。また脚本の岡田氏も、企画の段階から「ぜひ有村さんでやりたいと言っていました」というほどの惚れ込みで、「有村架純の代表作を更新したい!」と意気込みを見せた。
昨今は朝ドラの視聴率が好調だが、「いい(ヒロインの)バトンリレーが行われていますが、私でバトンを落とさないように頑張ってついていきたい」と顔を引き締めた。
連続テレビ小説『ひよっこ』は2017年4月3日より総合テレビほかで放送。