悲惨な状況から保護されたドラッグ漬けの子犬、今ではすっかり元気に!

セレブの間で何かと話題の覚せい剤だが、これに依存してしまうのは人間だけではないらしい。覚せい剤に依存していた一匹の犬が、今ではすっかり回復した姿がネット上で話題を呼んでいる。海外メディアMetroが報じた。
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海外ドラマ『ブレイキング・バッド』シリーズにも登場する覚せい剤クリスタル・メス(メタンフェタミン)に依存していたのは、現在7ヵ月の、テリアの雑種犬・ブッバ。カリフォルニア州タスティンのホテルの一室で発見されたとき、ブッバは無気力で瀕死の状態だったという。
ブッバを救助した動物管理局員ブライアン・フリックは、当時の状況について、「私が部屋に入ったとき、ドラッグが床に散らばっていたんです」とメディアOC Registerに対してコメント。「私は『犬はどこだ?』と言いました。そして部屋の隅っこで、無気力に寝そべっているブッバを見つけたんです。彼はとても無感情でけだるそうでした。私は、彼が母犬からあまりに早く引き離されたことが原因だと思いましたよ。まさか、ドラッグ漬けになっているとはね」とも語っている。
ブッバの飼い主は、メタンフェタミン、ヘロイン、麻薬道具の所持で逮捕。ブッバもドラッグのテストを受けたところ、メタンフェタミンとヘロインに陽性反応を示したという。その後ブッバは、オレンジ・カウンティ・アニマル・ケアで4ヵ月にわたる治療を受け、ドラッグ依存から見事に脱却。その後すぐに親切なカップルに引き取られ、現在は幸せな日々を送っているとのことだ。