推理ボードゲームの映画版『殺人ゲームへの招待』がリメイク

プレイヤーが大邸宅で起きた殺人事件を推理して犯人を見つけ出す推理ボードゲームの名作『クルード』。1985年にこのゲームをベースにした映画『殺人ゲームへの招待』が制作・公開されたが、米20世紀フォックスが再映画化に向けて動き出したという。The WrapやTracking Boardなどが伝えた。
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このイギリス発祥のボードゲームはプレイヤーの誰もが容疑者、探偵になり得るゲーム。大邸宅で起きた殺人事件をめぐり、事件が起きた部屋や使われた凶器、真犯人を突き止めていく。1985年の映画『殺人ゲームへの招待』は、ボードゲームから着想を得たジョン・ランディスが原案・製作を務め、ティム・カリーやクリストファー・ロイド、レスリー・アン・ウォーレンなどが屋敷に集まった個性豊かなゲストを演じた。
映画版は製作費1500万ドル(約15億円)に対し、北米興行収入が1400万ドル(約14億円)と振るわず、興行的には失敗したと見られたが、劇場によって異なるエンディングを3通り用意し、後にカルト的人気を博す作品になった。
再映画化は以前にもあった話で、同ゲームのメーカーである米ハズプロと独占契約のあった米ユニバーサル・ピクチャーズが進めていたが、2011年に頓挫している。当時は映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・ヴァービンスキーが監督を務める予定だった。
現時点で監督やキャストなどは未定。映画『ギャングバスターズ』(13)のライアン・ジョーンズが製作総指揮を務めるとのことだ。