石破茂元防衛相、『シン・ゴジラ』に物申す?「どうにも理解できない」

石破茂元防衛相が、大ヒット公開中の映画『シン・ゴジラ』について自身のブログで「何故ゴジラの襲来に対して自衛隊に防衛出動が下令されるのか、どうにも理解が出来ませんでした」との感想をつづり話題となっている。
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石破防衛相は、ブログで『シン・ゴジラ』を映画館で観る機会があったと明かし「何故ゴジラの襲来に対して自衛隊に防衛出動が下令されるのか、どうにも理解が出来ませんでした」と疑問を呈した。
続けて「いくらゴジラが圧倒的な破壊力を有していても、あくまで天変地異的な現象なのであって『国または国に準ずる組織による我が国に対する急迫不正の武力攻撃』ではないのですから、害獣駆除として災害派遣で対処するのが法的には妥当なはずなのですが、『災害派遣では武器の使用も 武力の行使も出来ない』というのが主な反論の論拠のようです。『警察力をもってしては対応困難な場合』に適用される『治安出動』ではどうなのか、という論点もありそうです」とゴジラは“武力攻撃”ではなく“災害”であるとの見解を示した。
公開中の『シン・ゴジラ』は、『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明が総監督を、『進撃の巨人』シリーズなどの樋口真嗣が監督を務めた特撮映画。不気味に赤く発光するゴジラのビジュアルや、自衛隊の全面協力を得て撮影された迫力あるバトル戦が見どころ。