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のん、女優業再開!こうの史代原作『この世界の片隅に』でアニメ映画初主演

アニメ

のん、アニメ映画『この世界の片隅に』で主演声優に初挑戦。
のん、アニメ映画『この世界の片隅に』で主演声優に初挑戦。(c) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 先日、能年玲奈からの改名が報じられた女優・のんが、こうの史代原作のアニメーション映画『この世界の片隅に』にて、主人公すずの声を担当することがわかった。本作で本格的な女優業再開となるのんにとって、アニメ映画に主演するのは今回が初となる。

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 本作は、第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で、大切なものを失いながらも、前を向いて生きていく女性・すずを描いたアニメーション作品。片渕須直監督が6年の歳月をかけ、綿密なリサーチと時代考証を行い、こうの史代漫画の世界を色鮮やかに映し出す。

 片渕監督が「のんさん以外のすずさんは考えられない」とその声に惚れ込み今回の主演が決定。のんはオファーを受け「地面からふわっと浮いちゃいそうなくらい嬉しかった」と語る一方で「戦争や暴力の描写が嫌いで苦手で、目を向けないで拒んでいたところがあった。原作を読ませていただいて、日常と隣り合わせに戦争があったのかもしれないなと感じて、今まで拒んできたものに目を向けてみようと思った」と“戦争”という重厚なテーマに真正面から向き合ったことを振り返る。
 
 また、初めての挑戦に「最初はすごく難しくて、どうしたらいいんだと悩んだ」というのん。「やっていくうちに絵に息を吹き込むというのが楽しくて。あぁ、声優さんはこういうことをされてたのかと思うと興奮しました」と新たな発見を語ると共に、声優への尊敬の念を示した。

 公開された予告編では、昭和20年代の広島の生活、そして戦争の悲惨さまで感じさせる映像が広がる。そして、のんの澄んだ声ですずが生き生きと動く様を感じることができる。今週末からは、一部劇場にて、のんの特別メッセージ付きの予告編も上映される予定だ。

 映画『この世界の片隅に』は、11月12日よりテアトル新宿、ユーロスペースほかで全国ロードショー。

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