あごヒゲの生えた女性がギネス認定!「ありのままが幸せ」

世界一若くしてあごヒゲが生えた女性がギネス認定を受けた。彼女の名前はハルナーム・カウル、24歳だ。体毛を剃ること、切ることを禁じるシク教の信者でもある。カウルはヒゲのせいで長年にわたりいじめや陰口の対象となってきたという。
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海外メディアMirrorによると、カウルは英国の街スラウ出身。多嚢胞性卵巣症候群と診断されている。同症候群では、ホルモンバランスが乱れることがあるためヒゲが生えるなど身体が男性化することがある。
カウルはあごひげに加えて胸毛や腕の毛なども生えており、以前はワックスやブリーチ剤を使用したり、剃ったりすることで処理しようとしていたという。そして、その体毛のせいで奇異な眼差しで見られることが多く、見知らぬ人からネット上で殺人予告をされたことまであったという。
しかし彼女は自分自身を受け入れ、約15センチのあごヒゲでギネス登録されることに。これを受けてカウルは「とても謙虚な気持ち」としながら、「女性がどんな見た目であっても、また好きな見た目を選んでもいいというメッセージを伝えたい」と語っている。
彼女は過去に「もう二度とあごヒゲを剃ろうなんて思いません。神が私をこのように作ったのだから、ありのままの私でいることが幸せです」とコメント。なお今年3月には、あごヒゲの生えた女性として初めてロンドンコレクションのランウェイを歩いている。