綾野剛、芥川賞作家原作『武曲』映画化で主演 宿命の相手役に村上虹郎

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芥川賞作家・藤沢周の同名原作の映画化作品『武曲 MUKOKU』で、綾野剛が主人公を演じ、そのライバル役を村上虹郎が務めることが決定。綾野は「今日まで培った全ての感情を注ぎ尽くします」と意気込みを語っている。
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本作は、母を亡くし、かつて「殺人剣の使い手」と言われた父の将造も植物状態にあり、自身はアルコール漬けで自堕落な日々を送る剣道五段の矢田部研吾(綾野)と、「天性の剣士」である天衣無縫の高校生・羽田融(村上)の出会い、そして二人が繰り広げる対決の行方を描く作品。
綾野は、『夏の終り』でタッグを組み、本作でメガホンを取る熊切和嘉監督との“再会”について、「『また必ず熊切組の現場に立ちたい』と『夏の終り』を経て今日まで、その気持ちは揺らがず、秘めた確信として⼼に宿していました」と喜びのコメント。さらに、「熊切組のために、何者にでもなり、何者にでも無くなる。その覚悟を胸に、私は今日まで培った全ての感情を注ぎ尽くします」と熱く意気込みを語っている。
一方の村上は、「原作を読んだ時、(『武曲』というタイトルにあるように)“武士”と“音楽”が混ざるとき、“侍の文化”と“現代人の感覚”がどう折り重なるか、を描いているところが好きだったのですが、そんな原作を超えていけるような映画にしたいです」と話し、熊切監督も「狂気的なまでに肉体と精神を追い込んだ綾野剛と、天賦の才でのびやかに躍動する村上虹郎。⼆⼈をはじめ、最高のキャスト、スタッフと共に、日々、圧倒的な映画を⽬指して格闘しております」とコメントしている。
映画『武曲 MUKOKU』は、2017年全国ロードショー。