イギリスで1800羽のヒヨコが道端に捨てられる「こんな光景は見たことがない」

イギリスの都市ケンブリッジシャーにあるクロウランドで、生まれたてのヒヨコ約1800羽が発見された。英国動物虐待防止協会が発表した。動物福祉支援団体によると、そのうち多くの健康状態は良好と思われるものの、中には怪我を負ったもの、死亡しているものもいたという。海外メディアMETROが報じた。
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このヒヨコたちは商業的にヒヨコを生産する業者のもので、第三者により遺棄されたものと思われる。当初、発見されたヒヨコの数は1000羽程度と思われていたが、詳細な調査の結果数を訂正した。なお、その業者は調査に全面的に協力している。
同協会のジャスティン・スタブスは「こんな光景は見たことがない。黄色い海のようだった。そして騒音は信じられないほどだった」とコメントしている。
また「ヒヨコたちは生後1日程度で、とても小さく繊細。中には、私たちが到着した時には死んでしまっているものや死にかけているものもいた。そうしたものは、悲しいことだが、人道的に眠りにつかせた」「傷つきやすいヒヨコを捨てる人間がいるなんて信じられない」と加えた。
なお、生き残ったひよこはその業者により元の設備に戻されたという。