斎藤工、長編初監督作『blank13』で上海国際映画祭新人監督賞にノミネート

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斎藤工が、「齊藤工」名義で監督を務め、高橋一生が主演を務める映画『blank13』が、6月17日から開催される第20回上海国際映画祭のアジア新人賞部門に選出され、斎藤が監督として新人監督賞にノミネートされた。
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上海国際映画祭は、1993年から行われているアジア圏最大規模の映画祭で、世界12大映画祭の一つにも数えられている。今回選出されたアジア新人賞部門は、アジア圏の新人監督作品が対象で、アジア各国からこれからの映画界を担う新人監督が賞を競うことになる。
『blank13』は、放送作家のはしもとこうじの実話を基に、13年前に失踪した父が余命3ヵ月で見つかったことから始まる、ある家族の物語。主人公のコウジ役には、高橋一生、彼女役に松岡茉優、失踪した父親役をリリー・フランキーが務め、斎藤自身も主人公の兄役で出演している。また、音楽監督は俳優・ミュージシャンとしても活躍する金子ノブアキが担当する。
同作について、齊藤監督は「『blank13』は日本特有の埋葬・葬儀、身内の死に纏わる家族の距離を描いた作品だと思っています。そもそも企画段階から海外の方々からの目線を意識して切り取った作品でもあります」とコメントを寄せる。ゆえに「海を渡った反応は、本作の大きな“目的”です。世界12大映画祭の一つにも数えられる、権威ある上海国際映画祭“アジア新人賞部門”新人監督賞へのノミネート、心から光栄に思います」と喜びを口にした。
映画『blank13』は、2018年2月3日よりシネマート新宿にて限定公開。