レディー・ガガ、トランスジェンダーの軍隊入隊を禁止したトランプ大統領を批判

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ドナルド・トランプ米大統領がトランスジェンダーの軍隊入隊を禁止する考えを明らかにしたことを受け、常日頃からLGBTコミュニティーをサポートしている人気歌手レディー・ガガがトランプ大統領を強く批判した。
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トランプ大統領は現地時間26日、一連のツイートの中で「将官や軍事専門家と協議を重ねた結果、米政府はトランスジェンダーの個人が米軍のいかなる仕事に就くことも容認または許可できない」と発言した。トランスジェンダーの人が従軍すると、莫大な医療費や混乱が生じるため、圧倒的な勝利を導くために集中できなくなると理由を掲げている。
レディー・ガガは自身のツイッターで「あなたがたった今発信したメッセージはアメリカ国内と海外で果敢にも従軍している人々の生活を脅かすことになる」とコメント。高校生や大学生などの若者の2分の1が心の問題について語らないとし、その多くがトランスジェンダーの若者で日常的に社会的孤独を味わい、いじめの対象になっているという。
「おうかがいしますが、今日あなたが選び出したグループの人達のうち、45%の人(18歳から24歳)がすでに自殺を試みたことがあるという事実をご存じですか?」とレディー・ガガ。「トランスジェンダー・コミュニティーの中にも強くて勇敢な人が大勢いる。彼らが望むなら従軍することができるべきです」とトランプ大統領に訴えている。
今回のトランプ大統領の決定はオバマ前政権の方針を覆すことになり、レディー・ガガの他、歌手のジョン・レジェンド、小説家J・K・ローリングなどのセレブもトランプ政権を批判している。