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蒼井優&阿部サダヲ主演『彼女がその名を知らない鳥たち』、トロント国際映画祭に出品

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『彼女がその名を知らない鳥たち』ポスター
『彼女がその名を知らない鳥たち』ポスター(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

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 ミステリー作家・沼田まほかる原作の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』が、9月にカナダで開催される第42回トロント国際映画祭ワールドシネマ部門に出品されることが決定。さらにポスタービジュアルが解禁された。キャスト陣からのコメントも到着し、阿部サダヲとダブル主演を務める蒼井優は「あの不快な登場人物たちが紡ぐ愛の物語が、どのように受け止められるのか、とても興味深いです」と映画祭出品への思いを語っている。

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 本作は、ありきたりなラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに向けて「究極の愛とは何か」と突きつける、本格的な大人のラブストーリー。メガホンを取るのは、『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』を手がけた白石和彌。クレーマーで自分勝手な女・十和子(蒼井)や、不潔で下劣、そのうえ十和子に異様な執着を見せる男・陣治(阿部サダヲ)ら“全員共感度0”と称される登場人物たちが物語を織り成す。

 解禁されたポスタービジュアルでは、十和子を抱きかかえる陣治に重なるように「あなたはこれを愛と呼べるか」という象徴的なキャッチコピーが綴られているほか、十和子の昔の恋人であり、自身の出世や保身のためなら女を道具に使うことも厭わない黒崎(竹野内豊)や、一見誠実そうな風貌ながらとにかく薄っぺらな水島(松坂桃李)の姿も映し出されている。

 トロント国際映画祭出品にあたり、蒼井は「選んでいただけて、嬉しいです」と喜びを伝えると共に、「人でなしか、ろくでなししか出てこない映画ですが、最後の景色を観ていただけたらと思います」と本作の魅力についてコメント。阿部も「『共感度0%不快度100%」を海外に持って行く! カッコイイです! この作品を外国の方々がどう評価するのかすごく楽しみです!」と意気込みを示す。

 またトロント映画祭がワールド・プレミアとなる本作について、同映画祭のインターナショナルプログラマーであるジョバンナ・フルヴィ氏は「エロスと喪失、そして欲望について、強烈な絶望感をもって語りつくし、心を掴まれるストーリーテリングは、美しくも冷酷な演出に絶妙にマッチしていて、とりわけ蒼井優のパワフルなパフォーマンスが際立っている」と称賛を送っている。

 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は10月28日から全国公開。

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