テイラー・スウィフト、DJセクハラ裁判で勝訴 “1ドル”の賠償金を獲得

人気歌手テイラー・スウィフトが現地時間14日、元ラジオDJのデビッド・ミューラーをセクハラで訴えていた裁判で勝訴し、要求通りの1ドル(約110円)を受け取ることになったという。Us WeeklyやE!Newsなどの海外メディアが伝えた。
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テイラーは2013年の公演後、取材に来ていたミューラーと記念写真した際にスカートの中に手を入れられ、お尻をつかまれたとして、ミューラーと裁判に発展。他の女性達に泣き寝入りしなくていいことを示すための裁判でもあったため、象徴的な意味で1ドルのみの懲罰的損害賠償を請求していた。
現地時間10日には証言台に立ち、当時の状況を証言したというテイラー。E!Newsによると、陪審団は4時間の審議を経て全員一致でテイラー側の主張を認め、ミューラーが脅迫暴行したという評決を下したという。テイラーは勝訴後に声明を発表し、裁判官や陪審団、自身の弁護団らに感謝を述べると共に、「性的暴行の被害に遭いながら声を上げることのできなかった方々、そして特にこの4年間にわたる苦しい試練と2年間に及ぶ裁判をずっと支えてくれた皆さんに感謝します」とコメントしたという。
テイラーは自分には裁判の莫大な費用をまかなえるだけの社会的地位や能力、特権があることを十分に承知していると述べ、「他の性的暴行の被害に苦しむ人々に手を差し伸べることが私の願いです。ですから近い将来、性的暴行の被害者の弁護を支援する複数の団体に寄付する予定です」と発表しているとのことだ。