バラク・オバマ元米大統領、陪審員候補として出頭するもあえなく不選出

2009年から2017年まで第44代アメリカ合衆国大統領を務め、ノーベル平和賞を受賞したバラク・オバマ元大統領が、イリノイ州シカゴの陪審員候補になり裁判所に出頭。選任にはいたらなかったが、現場を熱狂の渦に巻き込んだという。
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Chicago Tribune紙によると、オバマ元大統領は、現地時間8日午前10時頃、シークレットサービスを従えてシカゴのクック郡の裁判所に到着。現場付近には報道陣や人々が集まり、上空にはメディアのヘリコプターまで飛んでいたそう。
オバマ元大統領は陪審員候補が集められた部屋に入ると、「ここは、これぞシカゴといった感じだね」とコメントし、笑いを誘った。大歓声を浴び、撮影されることを嫌がらず、握手やサインにも快く応じていたという。
結局、オバマ元大統領は、陪審員に選定されなかったが、当日の給料として、受け取ることになっている17ドル20セント(約1960円)の小切手は、クック郡に返却すると伝えられている。