“ダルメシアン”の子鹿 インスタグラムで人気

白地に黒のぶちをまとった、まるでダルメシアン犬のような子鹿がインスタグラムで人気を呼んでいる。子鹿の名前はブー。生後3日で母親が車に轢かれ、孤児になってしまった。現在はニューヨーク州にあるオジロジカ専門の動物保護施設Fuzzy Fawnで生活している。海外メディアPeopleが伝えた。
【写真】“ダルメシアン”の子鹿「ブー」のキュートな姿
ブーの担当者は、ボランティアの野生動物リハビリ療法士、レンドラ・シラー。ブーを救助したのは7月だ。海外メディアEarthTouchNewsによると、ブーの特徴のある毛色は白変種と呼ばれる遺伝的なもので、部分的なメラニンの欠如などを引き起こすという。
またシラーの投稿によると、こうしたまだら模様の鹿はその他の疾患を伴っていることも多く、鼻や脚が曲がっていること、短い脚、背中の湾曲などが挙げられる。ブーの場合は鼻、背中、短い脚にそうした疾患が見られるほか、1本の脚が極端に曲がっている。
獣医に相談した上で、ブーは特に補助器具なしで育てられることになった。飛んだり跳ねたりすることで徐々に状況は改善しているという。ゆくゆくは自然に還すことが目標である。
ニューヨーク州運輸省によると、毎年鹿との交通事故は6万5000件以上だという。