『ワンダーストラック』予告編解禁 トッド・ヘインズ監督の来日決定

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映画『ワンダーストラック』の公開に先駆け、デヴィッド・ボウイの名曲に彩られたドラマチックな予告編が解禁。さらに本作でメガホンをとり、アカデミー賞主要6部門にノミネートされた『キャロル』で知られるトッド・へインズ監督の25年ぶりとなる来日も決定した。
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『ワンダーストラック』は、マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』の原作者ブライアン・セルズニックの同名ベストセラー小説を映画化した作品。1977年のミネソタに住む事故で母を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む母を知らない聴覚障がいの少女ローズ。異なる時代・場所に生きる2人が、大切な家族を探しに旅立つヒューマンドラマとなっている。
少年ベンを演じるのは、『ピートと秘密の友達』のオークス・フェグリー。少女ローズ役には、自身も聴覚障がいを持ち、今作が映画初主演となるミリセント・シモンズが抜擢された。この2人をつなぐ重要な役どころには、『SAFE』『エデンより彼方に』『アイム・ノットゼア』に続き、へインズ監督と4度目のタッグになるオスカー女優ジュリアン・ムーア、少年ベンの母親役には『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演女優賞ノミネートのミシェル・ウィリアムズと、錚々たる顔ぶれが脇を固めている。
解禁された予告編では、孤独なベンとローズが愛する家族を探し求めて、ニューヨークへと向かう姿がファンタジックに描かれている。映像を彩る楽曲は、生前へインズ監督と親交のあったデヴィッド・ボウイの名曲『スペース・オディオティ』。ボウイ本人が絶賛した、70年代にカナダの小学生によって録音された音楽プロジェクト『ラングレー・スクールミュージック・プロジェクト』によるカバー版とボウイ自身によるオリジナル版が、半世紀の時が交錯する壮大なストーリーの一端を、情緒豊かに盛り上げている。また、本作の日本公開を記念して、へインズ監督が『ベルベット・ゴールドマイン』以来、約20年ぶりに来日することも決まっている。
映画『ワンダーストラック』は4月6日より全国公開。