草なぎ剛、久々の舞台に「未知なる自分を追い求めたい」と意欲

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俳優の草なぎ剛が7日、KAAT神奈川芸術劇場で行われた舞台『バリーターク』制作発表会に、KAAT芸術監督・演出の白井晃、共演者の松尾諭、小林勝也と共に出席した。草なぎは「僕自身、久しぶりの舞台で、また新しい表現ができるのかなと思っています」と意気込みを語った。
【写真】『バリーターク』制作発表会フォトギャラリー
本舞台は、アイルランド出身の劇作家・映画脚本家エンダ・ウォルシュによるストレートプレイを、KAAT神奈川芸術劇場と世田谷パブリックシアター共同制作で日本初公演。ある部屋で日常的な営みを繰り返し、バリータークという村の話を語り続ける2人の男と、その2人の男に大きく関与する第三の男。この3人が繰り広げる日々を描く。
台本を読んだ感想について草なぎは「海外作品ならではのセリフや描写もあり、とても難しいなと思ったのですが、やったことがないような舞台になるなという感覚にとらわれました」と率直な意見を述べると「興味が尽きない内容だと思いましたし、新しい自分の発見、未知なる自分を追い求めて舞台に立ちたいと思っています」と笑顔を見せた。
草なぎの起用について白井は「登場する男たちは、真剣に日常を送っているのですが、どこかに喜劇性がある。また自分たちがどんな存在でどこにいるか分からないという非日常…。こうした特徴を持つのは草なぎさんだと思い浮かんだのです」と述べると、草なぎは「白井さんは以前、稲垣(吾郎)くんが出演していた『No.9‐不滅の旋律‐』を観に行ったとき、面識があったのですが、その舞台も素晴らしかったので楽しみ」と期待に胸を膨らませていた。
「舞台に立つのはいつも怖いし、多分その気持ちは一生変わらないと思います」と語った草なぎ。白井演出を経験した先輩である稲垣に対しては「吾郎さんにはまだこの舞台のことを知らせていないのですが、あとでアドバイスをもらいたいです」とはにかむと「いつも吾郎さんは僕の芝居を褒めてくれるので、そのことを励みに頑張りたいです」と抱負を語っていた。
舞台『バリーターク』は4月14日~5月6日にKAAT神奈川芸術劇場・大スタジオにて、5月12日~6月3日にシアタートラムにて上演。