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エドワード・ノートン監督作の撮影現場で火災発生、消防士が死去

映画

 俳優エドワード・ノートンが監督を務める映画『Motherless Brooklyn(原題)』を撮影していたビルで火災が発生し、消火活動にあたった消防士が死去する事故があったという。Us WeeklyやVarietyなどの海外メディアが伝えている。

【写真】「エドワード・ノートン」フォトギャラリー

 『Motherless Brooklyn(原題)』は米ワーナー・ブラザースが製作し、ブルース・ウィリスやレスリー・マン、ウィレム・デフォーらが出演するスリラー。

 撮影は現地時間22日夜間に、米ニューヨークのハーレムにある住居用ビルで行われていた。火事が起きた理由は不明だが、製作側は声明で「当日、撮影は終了間近で現場では数十人が働いていました。スタッフが下の方から撮影セットに流れてきた煙に気づきました」と、当時の状況を説明したという。

 スタッフは火事を消防署に通報した後、ビルの住民に避難を呼びかけてその場を離れたそうだ。消火活動中に負傷したのは、キャリア15年のベテラン消防士マイケル・R・デヴィッドソンさん。病院へ搬送されたが、23日未明に亡くなったという。

 エドワードは自身のインスタグラムで今回の悲劇について触れ、「サポートのメッセージをくれた皆さんに感謝します」とコメント。また、「撮影セットから火事が発生したという一部の報道は間違いです」と訂正し、「それは地下貯蔵庫で始まったようです。私たちは建物内のバーとアパートで撮影していました」と報告。スタッフではなくエドワード自身が煙に気づいて通報したとする一部の報道についても、建物の外で撮影の準備を進めていたために違うと否定している。

 エドワードは「無私の勇気を目の当たりにして頭が下がるばかりです」と現場に駆けつけた消防士たちを称えると共に、亡くなったデヴィッドソンさんについて「僕たちのチームは彼に敬意を表し、ご家族への支援を約束します」と、遺族の望む形で支援する意向を明かした。

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