B・カンバーバッチ、共演女優と賃金格差のある仕事は断ると明言

映画『ドクター・ストレンジ』の俳優ベネディクト・カンバーバッチが、ハリウッドで長年問題になっている男優と女優のギャラ格差について、平等に支払われない仕事は引き受けない意向を明らかにしたという。
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ベネディクトはRadio Timesとのインタビューで、「共演する女性のスターに同じ金額が支払われていないなら、僕は役を断る」とコメントしたという。俳優のそういう心構えが大事だというベネディクト。「平等の賃金と機会がフェミニズムの中心的信条なんだ。自分の賃金がどのくらいの割り当てになっているかを見て、女性にいくら支払われているかを尋ねる。そしてこう言うんだ。『彼女が男性と同じ額を受け取っていないなら、僕はやらない』とね」と、自分のような男優がアクションを起こすことで不平等を正すきっかけが生まれることを語った。
2013年に自身の製作会社サニーマーチ(SunnyMarch)を設立したベネディクト。「製作会社で僕と(パートナーの)アダム(・アックランド)だけが男性であることを誇りに思っている」とのことで、女性の製作陣が多いという。今後は女性を中心にしたドラマの製作を増やしていくとのことだ。
ベネディクトは「僕の名前を使えば投資家が集まるというのであれば、それを利用して女性のプロジェクトをたくさん実現させられるということだ。観客の半分は女性なんだしね!」と、女性中心の作品に意欲的な姿勢を見せている。