“バーフバリ”の原点 同スタッフで贈る『マガディーラ』公開決定
国内で熱狂と興奮を巻き起こしている『バーフバリ』シリーズの原点となる映画『マガディーラ 勇者転生』の日本公開が決定。400年という時を超え、現代に生まれ変わった男女の恋を壮大なスケールで描き出す。
【写真】『バーフバリ 王の凱旋』フォトギャラリー
昨年末の公開以来、観客が主人公・バーフバリの名前を叫ぶ「絶叫上映」も話題となり、半年以上に及ぶ驚異のロングラン・ヒット中の『バーフバリ 王の凱旋』。S・S・ラージャマウリ監督とクマラ・ヴァルマ役を演じたスッバラージュの来日、本国のオリジナル版をもとにした「完全版」上映も後押しし、全国興行収入は2億2000万円を突破。そんな“バーフバリ旋風”を受け、ラージャマウリ監督の代表作となる本作の公開が決まった。
本作は、2009年に当時のテルグ語映画史上最高の製作費となる4億ルピー(約6億4000万円)を投じて製作。インド本国では1000日を超えるロングランを記録した。『バーフバリ』の原点ともいうべき史劇スペクタクルの見せ場も多く、歌と踊りが満載の“マサラ・ムービー”としての楽しさを存分に味わえる傑作として高い人気を誇っている。
物語の始まりとなるのは1609年のウダイガル王国。近衛軍の伝説的戦士バイラヴァは国王の娘ミトラ姫と愛し合っていたが、王国と姫を我が物にしようと企む軍司令官ラナデーヴの邪悪な陰謀により、非業の死を遂げる。それから400年後のハイデラバードで、バイラヴァはバイクレーサーのハルシャという若者に生まれ変わり、ミトラ姫が転生したインドゥと運命の再会を果たす。しかし、ラナデーヴもインドゥの従兄弟ラグヴィールとしてこの時代に生まれ変わっており、再び悪逆非道な罠を仕掛けてくる。
南インド映画界の伝説のスターで“メガスター”の愛称を持つチランジーヴィの息子で、本作が日本初登場となるテルグ映画のトップスター、ラーム・チャランがハルシャ役を担当。『バードシャー テルグの帝王』のカージャル・アグルワールがヒロインのインドゥに扮し、『あなたがいてこそ』のスニール、『ムトゥ 踊るマハラジャ』のサラット・バーブらも出演する。スタッフはほぼすべて『バーフバリ』2部作と同チームになるほか、ラージャマウリ監督が自ら再編集を行ったディレクターズ・カット国際版での上映となる。
『マガディーラ 勇者転生』は8月31日より全国公開。