『西郷どん』26話、吉之助の“革命”が始まる 幕末の英雄達も登場

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NHK大河ドラマ『西郷どん』、今週放送の第26話「西郷、京へ」では、薩摩に戻った吉之助(鈴木亮平)は、一蔵(瑛太)の求めに応じ京へ。いよいよ西郷の“革命”が始まる。鈴木は「島での時間を経て、“天命”と“人への愛”に気づいた吉之助は、さらに異国が攻めてくる恐怖に触れた人間として、はっきりと政治的意図を持って動き始めます。それは、異国に負けない強い国を作りながら、いかに戦争を起こさないかということ」と、この回からの西郷について語っている。
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吉之助が京へ上るとのことで、そのうわさ話に花咲かせる男たちがいた。勝海舟(遠藤憲一)と坂本龍馬(小栗旬)、そして岩倉具視(笑福亭鶴瓶)だ。
京では朝廷と幕府、そして雄藩が合議で政を行う「参与会議」が開かれるが、一橋慶喜(松田翔太)はころころと意見を替え、島津久光(青木崇高)を徹底的に愚弄し会議は決裂。事態を打開するため吉之助は慶喜との再会を果たすが…。
鈴木は26話について「いろんな意味で、“新生・西郷吉之助”を目撃してもらえるはずです。見た目で言えば、ようやく襦袢(じゅばん)を着るようになり、羽織も紋付きのピリッとしたものを羽織るようになりました。髪型も生え際が変わり、メイクも眼光鋭くなっています」と紹介。そして、「“たやすく命はかけない”吉之助になっているはずです」と語っている。
前回放送の第25話「生かされた命」では、沖永良部にて野ざらしの牢で死に直面した吉之助は、島の人たちの尽力でなんとか生き延びる。そして島役人の土持政照(斎藤嘉樹)の機転で座敷牢に移され、子どもたちに学問を教えていた。その頃、薩摩藩士が英国人を斬る「生麦事件」が起こる。賠償を求めたイギリスは薩摩に艦隊を派遣。一蔵は久光に英国に屈せず戦うことを進言した。その知らせは沖永良部にも届き、吉之助、川口雪篷(石橋蓮司)らは島独自でも戦の備えを始めるが、島民たちは協力をためらう。しかし、吉之助の教え子たちがまず名乗りを上げ、身分の隔たりなく力を合わせる。その姿に心を打たれ、役人や島民も協力を始める。そんななか“薩英戦争”はわずか2日で終結。程なく吉之助に召喚命令が下され、島を後にする、という内容だった。
NHK大河ドラマ『西郷どん』第26話「西郷、京へ」はNHK BSプレミアムにて7月15日18時、総合テレビにて20時放送。