『西郷どん』28話、勝、龍馬と対面する吉之助 いよいよ国を変える

関連 :
NHK大河ドラマ『西郷どん』、今週放送の第28話「勝と龍馬」では、吉之助(鈴木亮平)が、いよいよ勝安房守(遠藤憲一)、そして坂本龍馬(小栗旬)と出会う。鈴木は「勝さんとの出会いを通じて、吉之助、いよいよ国を変えることに本気になります。勝さんのある言葉に、大きく背中を押されるわけです」と28話を紹介している。
【写真】『西郷どん』第28話フォトギャラリー
禁門の変で長州を破った幕府は勢いに乗る。さらに「長州を征伐せよ」という勅命が下り、一橋慶喜(松田翔太)は戦の準備を進める。
そんなとき、吉之助は、勝安房守に会いに行く。そこには、弟子の坂本龍馬もいた。勝は吉之助に「長州と戦をしている場合ではない。幕府なんかは見限ってよい」と驚くべきことを語る。
慶喜から幕府軍参謀を命じられた吉之助は、大きな決断を迫られる。
鈴木は「戦を起こさないために、どう戦をするか?…その答えとして、吉之助は慶喜公に対して“あること”を決断します。ものすごくシリアスな回になっているんじゃないでしょうか」と語っている。
先週放送の第27話「禁門の変」では、長州の過激派が兵を挙げて、京に押し寄せようとする中、慶喜は長州を討つ準備を進めていた。そんなとき、長州の行く末に危機感を抱いた桂小五郎(玉山鉄二)が、吉之助と接触し慶喜との会談を求める。吉之助は桂を信用し慶喜に長州との戦を避けよと提案するが、慶喜暗殺をもくろむ「人斬り半次郎」と呼ばれる薩摩藩士(大野拓朗)の存在を耳にする。そんなとき、長州藩士が集結する池田屋を新選組が襲撃。事態は急変する。
吉之助は慶喜に戦の回避を具申する。だが長州討伐の勅命が出て、薩摩軍の総大将である吉之助は、薩摩が朝敵になることを避けるため、苦渋の決断の末出陣。長州軍が御所をめがけて進軍したことをきっかけに「禁門の変」が始まる。吉之助は「長州を討つのではなく、退去させること」を目的に、大将だけを狙う策で、長州の大将・来島又兵衛(長州力)を討ち、長州軍に退去を求める。だが投降する長州軍に幕府軍が襲いかかる。その動きを止めようとする吉之助は銃弾を足に受け倒れる。そして、この戦がきっかけで京は大火につつまれ…、という内容だった。
大河ドラマ『西郷どん』第28話「勝と龍馬」は、NHK BSプレミアムにて7月29日18時、総合テレビにて20時放送。