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傑作SFホラー『遊星からの物体X』36年ぶり公開 黒沢清監督コメント到着

映画

映画『遊星よりの物体X』ポスタービジュアル

映画『遊星よりの物体X』ポスタービジュアル(C) 1982 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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 南極基地に現れた恐怖の宇宙生物との死闘を描くジョン・カーペンター監督の映画『遊星からの物体X』が、デジタル・リマスター版として復活し、36年ぶりにスクリーンで公開されることが決定した。

【写真】『遊星からの物体X』フォトギャラリー

 1982年に公開された本作は、巨匠ハワード・ホークス製作による1951年の映画『遊星よりの物体X』のリメイク版。冬の南極基地を舞台に、宇宙から飛来し10万年もの間氷漬けになっていた未知の生命体が、永い眠りから解き放たれ人類へと襲い掛かるさまを描く。人類の体内に侵略し、擬態を行う物体Xは、次々に南極隊の仲間へと姿を変え、孤立した基地内を混乱に陥れる。やがて疑心暗鬼に陥った隊員たちは、死と隣り合わせの混乱の一夜を迎える。

 主演に映画『バックドラフト』『エグゼクティブ・デシジョン』のカート・ラッセルを迎え、『ハロウィン』『ニューヨーク1997』『ゼイリブ』など数々のSFホラーの名作を生んだジョン・カーペンター監督が、自身が映画製作を志すきっかけとなった古典の名作をリメイクした。未知の生物の造型を担当したのは、後に『ロボコップ』『セブン』『ミッション:インポッシブル』などを手掛けることになる当時弱冠22歳のロブ・ボッティン。おぞましく斬新なクリーチャーデザインは今なお高い評価を受け、後進のクリエーターに大きな影響を与えた。音楽はイタリアの名匠エンニオ・モリコーネ。

 スティーヴン・スピルバーグ監督の『E.T.』と同時期に公開されたこともあり、全米公開時に興行的な成功を収めたとは言えない本作だが、長年に渡り熱狂的な人気を誇り、今やSFホラーの傑作として君臨。スクリーンでの公開は実に36年ぶりとなる。

 36年ぶりの公開にあたり、『回路』(2000)でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞するなど、常に先鋭的なホラー映画を手がけてきた黒沢清監督からコメントが到着。「凄い特殊造形と、凄い俳優と、凄い音楽があれば凄い映画ができ上がる。他は何もいらない。それは、1982年カーペンターのこの作品によって実証された映画の基本原理だ」とコメントを寄せた。

 映画『遊星よりの物体X』デジタル・リマスター版は10月19日より全国公開。

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