東京国際映画祭でダブル受賞の中国ノワール『迫り来る嵐』公開決定
2017年の東京国際映画祭で主演男優賞、芸術貢献賞をダブル受賞した中国のサスペンス映画『暴雪将至(原題)』が、邦題を『迫り来る嵐』として、2019年1月より公開されることが決定した。
【写真】『迫り来る嵐』場面写真
舞台は、香港返還が近づく1997年の中国。警備員の主人公ユィ・グオウェ(ドアン・イーホン)は、刑事に憧れ、近所で起きている若い女性の連続殺人事件の捜査に首を突っ込み始める。ある日、恋人のイェンズ(ジャン・イーェン)が犠牲者に似ていることを知ったユィの行動によって、事態は思わぬ方向に進んでいく。
90年代後半の中国社会の激変を背景に、捜査に取り憑かれた男の運命と愛の行方を、ダイナミックな演出で描く本作。時代を象徴するようなダークな雰囲気が漂うサスペンスであるとともに、殺人事件を追うことで時代に取り残され、事実から目を背けようとする男の切ないドラマにもなっている。
脚本・監督を手がけたのは、ドン・ユエ。これが長編デビューとなり、2018年のアジア・フィルム・アワードでは、新人監督賞を受賞している。主人公を演じたドアンはドラマ『項羽と劉邦』などで知られ、東京国際映画祭では最優秀男優賞を獲得した。
解禁されたポスタービジュアルでは、雨の中、眼光鋭いユィと、顔の見えない犯人らしき人物にユィが後ろから首を締められるシーンが青黒色を基調として配置されている。コピーは「真実は目の前でこぼれ落ちる―」とあり、“真実”がどう物語のカギとなるのか、謎めいた展開を感じさせる作りとなっている。
映画『迫り来る嵐』は、2019年1月5日より全国公開。
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